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足りることを知る

幸福になるための知恵
02 /10 2019
 人間の「欲」には、限度がありません。

 ですから、大抵の人は、何の不足もなくても、「新しいもの」や「きれいなもの」を見ると、それが欲しくなります。

 何不自由ない生活をしていても、「自分より『いい暮らし』をしている人」を見ると、自分もその生活を手に入れたくなります。

 何の不満もなくても、「楽しんでいる人」を見ると、自分ももっと楽しみたくなります。

 一度手に入れたものは、もう一度手に入れたくなります。

「あれも欲しい」「これも欲しい」「もっと欲しい」「もっと、もっと欲しい」

 このように、人間の「欲」には、限度がありませんよね?

 ですが、この「欲」をコントロールすることができなければ、人間は、「欲」に振り回されて、最終的には「不幸」になってしまいます。


 こんな話があります。

 ある種の金魚に餌をやると、その金魚は、与えれば与えるだけ、餌を食べ続けるそうです。

 そして、見る見るうちに成長し、肥え太り、食べ過ぎで死んでしまうそうです。

 餌を食べる本来の目的は、生きるためです。

 ですが、その金魚は、「食欲をコントロールすること」ができないばかりに、食べることによって死んでしまうのです。


 限度のない「欲」を追い続けている人は、この金魚と同じです。

 人間には「欲」がありますが、それは、本来、人間が生きるため、人類を存続させるためのものです。つまり、それは、人間が「幸福」になるためのものです。

 ですが、「欲をコントロールすること」ができないと、「欲」の赴くままに行動することになるので、いずれ、大切な「人間関係」を失ったり、「集団」や「社会」の秩序を乱したりすることになります。

 そして、そこから「ストレス」を受け、「孤独」になり、最終的には「不幸」になってしまうのです。


「欲」というのは、それ自体は、悪いものではありません。

「人間関係を良くしたい」「平和な社会を実現させたい」等の、「人間の『幸福』につながる欲」は、むしろ不可欠です。

 ですが、周りの人のことを考えない「我欲」は、しっかりコントロールしなければ、人間は、最終的には「不幸」なってしまうのです。


 では、「欲をコントロールする」ためには、どうすればいいのでしょうか?


 中国の歴史に、老子という人物がいます。彼は言います。「足りることを知れ」と。

「足りることを知る」とは、「何かを得てそれに満足すること」ではなく、「常に、あるがままの現状に満足すること」、また「その努力をすること」です。


「欲」には限度がありません。

 ですが、「常に、あるがままの現状に満足すること」ができれば、「欲」に振り回されることはなくなります。つまり、「欲をコントロールすること」ができるのです。


 みなさん、「欲」に振り回されてはいけません。

 人間は、「欲」をコントロールして「幸福」になるべきであって、「欲」に振り回されて「不幸」になるべきではないのです。


「欲をコントロールする」ために、次のことをしっかり覚えておきましょう。

「欲は満たすべからず」

「足りることを知る」


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伊藤 豪

こんにちは、大和思想の著者、共存共栄研究センター代表の伊藤豪です。
当ブログでは、大和思想について、ブログ形式で説明したいと思います。

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